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インタビュー

「3600万人すべてのシニアが歳を重ねることにワクワクする社会を本気で作りに行っている」株式会社MIHARU代表・赤木円香さんインタビュー

wel-beeインタビュー企画、第二弾!

今回は株式会社MIHARU代表の赤木円香さんにインタビューしました。

株式会社MIHARUはシニア向け暮らしのパートナーサービス「もっとメイト」を運営しています。

インタビューアーはかず🌿とぴっぴ🐣が担当しました!

【株式会社MIHARUとは?】

株式会社MIHARUは、2020年創業以来、シニア向けライフパートナーサービス「もっとメイト」を展開しております。
もっとメイトはシニア世代の孤独感解消⾃尊⼼向上を⽬的とし、個々の潜在的な要望を引き出すことによって、カスマイズしたプログラムを提供し、暮らしがより豊かに楽しくなることをサポートしております。
孫世代の「もっとメイト」パートナーが定期的にお客様の自宅に訪問し、スマートフォンやパソコンなどのデジタル⽀援や、お話相⼿など多岐にわたる内容で支援しております。
サービスを利⽤するお客様から、「ちょっと出来のいい孫ができたみたい」「若いお友達ができた」「⽼後に光が差し込んだ!」とのお声をいただいています。
株式会社MIHARU HP:https://www.miharu-inc.jp

「マイナスからゼロ」ではなく、「ゼロからプラス」を作りたい

加齢により出来なくなったことをカバーするのが介護とか家事代行は、マイナスからゼロに戻す領域。うちは、ゼロからプラスの喜びを作る領域で、そこから介護予防とか介護改善、介護状態の改善に繋がることを目指してます。このプラス領域が人の幸せにつながっていると思っています。

マイナスからゼロの領域は、結局介護とか家事代行とか最低限の暮らしを営む権利に近くて、ある意味保証されていると思うんです。実際、日本の介護保険制度は素晴らしいものがあると思います。

この、介護領域(睡眠・食事・排出・入浴)ももちろん重要なのですが、その睡眠・食事・排出・入浴が出来なくなる前にお出かけができなくなるし、ごはん3食作るのが億劫になるし、自転車に乗れなくなるし、1キロも2キロも歩くのが大変になる。目がちょっと悪くなってきたりとか。それがまさにフレイル(※)だと思うんですけど、そのようなフレイルと呼ばれる人たちに対してゼロからプラスの喜びを作るサポートをするっていうところに私たちサービスの価値の意味があります。

(※)フレイル:フレイルは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、「Frailty(虚弱)」の日本語訳です。健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指します。

シニア業界のイメージを変えたい

例えば、化粧品業界ってキラキライメージありませんか? そういう業界の会社って就職したい人も多いと思う。でも、福祉やシニア業界ってどうですか? 正直キラキラはしてないと思うんです。

特に介護業界は、3K(「きつい」「汚い」「危険」のこと)って言われていたりとか。安い賃金で働いていたり。そして、渋々介護職になった人たちが増えていきかねない。私はこういう状況をかなり問題視していて。歳を重ねた私自身、また私の家族が歳を重ねた時、そういう「しょうがなく介護職に就いた人」に介護してもらいたくないんだよね。

そんな介護業界をはじめとするシニア業界に対して、私は一石を投じたい。極端な話、スターバックスのバイトみたいに、もっとメイトのパートナーインターンもブランディングがされれば良いと思ってます。スタバのバイトって楽しくてキラキラしてて、コミュニケーション力の優れた学生がいるイメージありませんか? もっとメイトのインターンも、そんなふうに「ホスピタリティ溢れる学生のキラキラ集団」って思ってもらいたいです。なので、採用をとても頑張っています。

Header media
もっとメイトのパートナー達

「スタートアップ」という形で社会を変えていく

ーーNPOなどの公益法人ではなく、「起業」という形をとったのはなぜですか。

私はMIHARUという会社を通して高齢化社会、保険制度などの高齢者を取り巻く事柄に対する社会の価値観だったり、高齢者自身が持っている価値観を抜本的に変えようと思っています。その近道がNPO法人ではないと思っているんだよね。

社会を変えるには圧倒的スピード感を持っていかないといけないと思っていて。やっぱり社会の仕組み上、スタートアップって形でしかスピード感を持って社会を変えていけないよね。

新しい価値に期待をしてもらって投資いただくっていうのがスタートアップなので。うちの会社も昨年投資を受けたけど、その時も、新しい市場や価値を作ることに共感をいただいた。だから投資を受けられてその分スピード感を持って進んでいくことができる。

ものを生むところに対して、思いもよらない時価総額がつくっていう投資観点がNPOにつかないじゃんね。

ボランティアではなく、サービスにすることの意義

ーーwel-beeで赤木さんへの質問を考えていたときにメンバーの1人が「スマホを教えたり、シニア世代の方々と若い世代が交流したりすることって自発的に行われるべきではないか」みたいな意見を出してくれました。

インタビューの様子

今、もっとメイトのパートナーの子ってめちゃくちゃみんな良い子で、しかも超優秀。だけど、もっとメイトのようなことを自発的にやるかって言ったら、そうではないと思うんですよね。

困っている人を見つけたら手助けをするっていう心を持っている人はもちろんいるんだけど、日々の大学生活の中で、学校の授業や友達との遊びなどいろんな優先順位が高いものがある中で、ボランティア活動となると優先順位が下がってしまうんだよね。

でも、スマホ教えたり、世代間交流を通してしっかりお金をもらえることで優先順位が上がってくる。また、お金が発生することで仕事・スマホのプロとして真剣に取り組むことで、自己成長の機会にもなる。さらに、単なるバイトではなくて、スタートアップのスピード感、新しい価値観を作るプロセス、社会を本気で変えようとしている集団に属するモメンタムなど、さまざまな付加価値を乗せてあげたい、感じてほしいと思っている。

だから顧客体験設計と同じようにパートナーのインターン経験というのを一生懸命考えています。だからうちの研修制度は、かなりレベルが高くて、周りからも評価されていると思う。

これは、やはりボランティアではなくサービスだからできると思っています。

もう1つの理由は需要と供給の話

シニア世代のシニアの今日のお困りごととか明日への不安は、どんどん出てきている。需要がたくさんあって、供給が追いついていないからサービスとして成り立っていると思っています。シニアの需要が小さかったら、ボランティアで自発的にやるくらいで良いんだと思う。けれど、もっとメイトがサービスとして成り立っているのは、そこに需要があるからだと思います。

3600万人のシニアが全員、歳を重ねることにワクワクしている状態を本気で作る

私は3600万人のシニアが全員やりたいことがあって、今日楽しくて、今日できるようなことがあって、歳を重ねることにワクワクしている状態を本気で作りに行こうとしているから。

自分の区のおばあちゃん・おじいちゃんだけを幸せにするというのも嬉しいけど、それじゃあ足りないって思うんです。

私は今でも初期の自分の担当のお客さんを持っていて、その方に会えるのってすごい楽しみだし、会って「あぁ、やっていることは間違ってないんだな!」と確認するようにほっこりわくわくしています。さらにその上で、社会を変えたいと思ってます。

赤木さんが担当しているお客様と!

例えば、40年先にアフリカのどこかの国で「うちも、そろそろ高齢化になってきちゃったなぁ。高齢化社会になっちゃったらどうなっちゃうんだろう。」みたいなことがあっても、「大丈夫だよ。日本は高齢化社会でも、高齢者がいきいきしてて楽しそうじゃん。」って言われたいさらにその時に、「MIHARUって会社が、日本社会の制度とか価値観とか文化とか全部変えたんだよ!」って言われたい。

大きすぎる野望ですが、そんな会社になりたいなと思ってます。

今後の展望

ーーこれからの展望についてお伺いしたくて。これからこういうことさらにして行きたいとか、現状一番近い課題としてこういうのを解決して行きたいとか、そういうのがあったら教えてください。

直近は、もっとメイトサービスの認知拡大と顧客獲得が重要命題!

さらに今後は、世代間交流✖︎デジタルの場をどんどん作っていきたいと思っています。

もっとメイトのスマホ講座イベントの様子

あとは、いつか、自分の親が喜んで入る高齢者施設を作りたいと思っている。そんな本質的で楽しい場所をもっとメイトの世界観で作りたいと思っています。

具体的には、私たちが接しているシニア世代の方々は、「シニアのいきいきクラブなんて行くか!あんな高齢者ばっかりいるところいきたくない!」という人意外と多いんです。「高齢者ばかりが集まるところに通っていたら、もっとおじいちゃんになっちゃう(おばあさんになっちゃう)!」という人も多いんです。

もっとメイトなら、そんなシニア世代の方々が喜んで毎日通う場所を作れると思っています。

例えば、ラウンジっぽいおしゃれな場所に、大学生もシニア世代も入り混じって勉強したり本を読んだりしている。時には近くに座った大学生にスマホを教えてもらうなんてことがあって。さらに、最新のVR体験できたり、常駐している理学療法士さんに健康相談をできたり。

そういう場づくりできないかなーと思ってます。超やりたくない?笑

ーー超やりたいです!

インタビューを終えて

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ぴっぴ
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かず

初めてのインタビューでど緊張しましたが、興味深いお話をたくさん聞くことができて素敵な時間になりました🥰

私は社会福祉の視点で高齢化社会へのアプローチを考えるけど、そこへのアプローチ方法は決して社会福祉の領域だけではなく、ビジネスも大きなアプローチ方法ということを強く実感させられました。そして、時には非営利よりも営利の方がスピード感を持って社会を変えることができる……。叶えたい想いがある時に、色々な選択肢を考えることが大事だと思いました!

今回はお時間いただき、本当にありがとうございました!

【株式会社MIHARUについて】
商号:株式会社MIHARU
代表:赤木円香
所在地:東京都渋谷区神宮前3-37-1-1108
事業内容:シニア向け暮らしのパートナーサービス・親孝行提案サービス
設立:2020年1月10日
資本金:300万円

もっとメイト:https://motto-mate.com/lpsenior/
もっとメイトInstagram:https://www.instagram.com/motto_mate/
赤木円香さんInstagram:https://www.instagram.com/madokasan.maru/

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かず

かず

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