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インタビュー

おかしいを貫き通せば、かっこいい【Inter-Fair代表 石田翔太さんインタビュー】

wel-beeインタビュー企画、第一弾!

今回は「日本の福祉を変える」、福祉系団体Inter-Fair代表、石田翔太さんにお話を聞きました。

上智生ならば特に、お名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

学生団体Inter-Fairは、「一人一人の心に寄り添う」をコンセプトに、高齢者支援と障がい者支援を中心として、毎月手話のイベントやスポーツイベントなどを主催し、違いを面白いと捉えられる、みんなの「居場所づくり」をする福祉の団体です。

今回は石田翔太さん(以下、翔太さん)から「取材してください!」とご連絡を頂きました。(嬉しい!!)

取材時間は約80分に及び、翔太さんの素を発見! 名言もたくさん生まれましたよ。

社会福祉学科ではなく英語学科に入学したワケ

―――どうして社会福祉学科ではなく英語学科に入学したんですか?

(英語が話せるから)入りやすかったっていうのも大きくはあるけど、俺の目標が英語を学ぶことではなくて、英語をツールとして何かを、日本を変えることをしたかったから。

そこで、高3の時に立ち上げた団体がInter-Fairだった。だから(団体理念である)「国際と福祉」っていうのも一概に間違いではないし、将来的にはそうなりたい。例えば外国人労働者の方を日本で雇用して、福祉にあてるってことをしたいかな。まあ多分、形は変わると思うんだけど、そういう風にしたい。なんだろう、そういう意味で外英。

 

だけど、正直去年は「何で入ったんだろう?」みたいな(笑)。結局英語やってるだけで高校生とあんま変わらない、正直レベル的にもだいぶ話せるから、これ以上何が必要なの?って感じはあるから。

なんかそこはね、ちょっと疑問ではあるよね(笑)。  

    

    

ーーー正直最初、社会福祉学科の方かな?って思っていました。 

思った?そうだよね(笑)。

逆に他の視点から見てるのがいいんじゃないかなって。やっぱり福祉だと福祉しか分からないから。こういう俺だからこそ言えることがたくさんある、海外に住んでたし。海外の福祉を日本にもってくるのも大事だと思うし、それこそね、バリアフリーとかが発展してるドイツとかオランダとか、たくさん国があると思うので、そういうのを英語を使ってやるべきだし。やっぱそこが、国際色を使って福祉を広げるっていう大切なところなのかなって思ってる。

      

ーーー海外の福祉って、全然日本に広まっていない気がします。

全く広まってないですね。海外の方がめちゃめちゃ進んでる。というか特別支援学校がそもそも存在しない。海外だと、「障害ある、だから何?」みたいな感じ。日本がすごく区別する社会だから。俺はちょっと苦手なんだけど(笑)。

日本はね、根本の問題を見直してる感がすごい。

例えばバリアフリーに関しても、全てを変えようとしてるじゃん。それは違うのかなと思ってて。全部(バリアフリーに)するんじゃなくて、そういう子がいるから、「俺らが持ち上げよう」みたいな、そういう気持ちが大事なのかなと思ってるから。環境を変えることが全てじゃない、寧ろ支えあうことが大切だから。

俺も前、車いすの子をおぶって別の人が車いすを持って、みたいなことがあって。みんなで頑張って、その達成感ってすごいんだよね、「よっしゃあ!」って(笑)。その達成感を、皆にも味わってほしい

   

 

ーーーそういう精神が広がれば、社会福祉もいらなくなりますね。

本当にそう! 俺は、福祉は「一方的に助けられる」ていうイメージがあって、「違くね?」って。助けられてることもあるんだよね、福祉やってると。

前、車いすの子が「イベントに参加したい」って連絡くれたことがあって。配慮は多いかもしれないけどそれは皆それぞれだと思ってて、それは俺らも同じことだし。ただ、一緒に共有すべきだとは思うから一緒に頑張りたいし。

自分のやりたいことを他の人に妨げられたくない、絶対に負けたくない。

ストーリーうるさいよとか言われることもあるし、よく挫けますけどね(笑)、強気で頑張ってます(笑)。

偽善でもいいから強がることってすごくいいと思う。

翔太さんについて

ーーーいろいろなことに取り組んでいらっしゃるイメージがありますが、何やればいいか分からなくなったりすることはありませんか?

自分軸があるから、それだけブレなければ大丈夫。なんか、すべてやっていることは自分と価値観において正しいことだと思ってるから。 昔はそれがブレてたから何でもやろうって感じだったけど。今はちゃんと選んでいるから、 自分のやりたいことを。 

    

   

ーーー軸はどう定めるんですか?

本当に俺も大1の1年間は軸が定まってなかったから(笑)。それこそ、団体が本当にそれで。

最初は国際と福祉でやってたけど、なんかそれって今まで俺が12年間過ごしてきた海外と、興味ある福祉を合体させただけなんだよね、正直言うと。だけど活動とすると、なんか福祉もやったり、国際のコミュニティを運営したり、 あとジェンダーの問題とかを一緒にやったりして。将来系のキャリアイベントとかもやったりしてたから。

なんだろう、多分今思い返してみると、なんかめっちゃブレブレじゃねって。「結局何やってる人なの」ってなるじゃん。

そういう1年があったからこそ今は自分がやりたい福祉が鮮明にわかるというか。なんだろう、とりあえず突っ込んでみるといいのかな。

  

  

ーーー大学からバレーを始めたとのことですが、何でバレーを始めたんですか?

ずっと小中高サッカーで、学生時代最後なんで、(新しいスポーツを)「やるかあ」って思って。体育会系だから、練習とか試合とかがあってかなりガチ、忙しい(笑)。

漫画の「ハイキュー‼」ってあって、なんか面白そうだなって思ってバレーを始めました。

やめるかめっちゃ迷ったんだよね~(笑)。でも、やめることは絶対にしたくない。やめることはやめることで、いいことだとは思う、次に進めるわけだから。

だけど、全部終わっちゃうから。何でやめるかをちゃんと考えたいね。

あと単純に、どれだけいけるか気になるんだよね。中高6年やって、大学もやったら10年じゃん。それと4年間の俺はどれだけいけんの、って。絶対負けたくない。まじで、負けず嫌いだから。絶対いつか、「え、こんなにうまくなったの」って言わせたい(笑)。

   

   

ーーー小さいころの「将来の夢」って覚えてますか? 卒業文集に書いた夢とか。

サッカー選手か画家かな。

一応画家って書いたんだけど、圧倒的に(絵が)描けないから、無理じゃね?って思ったよね(笑)

美術は一応5だったんだけど、学校が優しかったから(笑)。先生にはめちゃくちゃ馬鹿にされてたから、画力なさすぎて(笑)。

   

ーーー「よく挫けそうになる」と言っていましたが、挫けずにいるのは何故ですか?

目立つからね、俺。なんだっけ、「出る杭は打たれる」。

「『やばい、イカれてる、おかしい』を貫き通せばかっこいい」って、俺はそう思ってるから。多分それは、俺がイカれているからなんだけど(笑)。もうね、やれるところまでやる。中途半端にすることが一番駄目じゃない?自分のやりたいことを全部やる、かっこいいやつを目指しているんですよ。かっこよく生きたい。

俺が何故これ(様々な活動)をやっているかっていうのも、やばいやつになることによって、俺以外の人がやばいやつじゃなくなるって思ってて。

俺がYouTubeやることによって、他の子がYouTubeを始めても「あ、翔太の方がやばいから、そんなことなくね」って話になるから。そういう意味で、俺はストーリーも馬鹿みたいに上げるし、宣伝もするし、自分の活動も言うし。それは、自分のためっていうのもあるかもしれないけど、それ以上に他の人が発信しやすいというか……そういう世の中にしたい。自分軸がどちらかというと他の人にあって、俺のような悩みを抱えている人を減らしたいっていうのがあるから。もうちょっと生きやすくしたい。他の人と違うところを否定するんじゃなくて「面白い」って思ってほしい。

     

今後のお話

ーーー「自分の人生、これだけはやりたいこと」ってありますか?

なんだろうなあ(笑)。

強いて言うなら、去年の話だけど、俺ボーロが大好きで一年間食べ続けてたから、ボーロ一年分欲しい(笑)。  

ボーロ美味しいですよね。子供の頃を思い出します。

    

あ!!マスク外したい!!!!!

それが一番だな。

コロナが無くなってほしい。俺らの青春を奪っていったコロナ。

……まあ多分、そもそも青春をしないんだろうけど(笑)。

   

  

ーーー今後の展望とかあったら、聞かせてください。

そろそろリリースするんだけど、Inter-Fairでスケッターさんと「福祉コネクト」っていうイベントを企画していて。簡単に言うと、介護施設とレクリエーションを繋げるっていうやつです。

大学生のサークルとか学生さんに、個人団体問わずなんだけど、レクリエーションっていう形でダンスだったり手話だったり、お笑いとかを披露してもらって、コンテストを介護施設で開こうっていうイベント。音楽とかでもいいしね。

今なら「初回優勝者」の称号もゲットできるから、ぜひ(笑)。

「福祉コネクト」の参加申し込みはこちらから!

名言集

ここでは、長さの関係から本文中で紹介できなかった翔太さんの名言をご紹介します!!

     

「忙しいは言い訳にしたくない」

「焦りたくないから、今のうちにいろいろなことをする」

「福祉のPR広告に全部俺が出るのが夢です(笑)。福祉=石田翔太 にしたい」

「挑戦できる世の中にしたい、楽しく生きられる居場所を作りたい。」

「自分の生きる意味を模索中」

  

翔太さん、本当にお忙しい中取材へのご協力、ありがとうございました!

取材したオレンジ🍊、ぴっぴ🐣も学ぶことが多く、またwel-beeへのアドバイスも頂き、本当に素敵な時間を過ごすことができました!

  

翔太さんの今後の活躍にも期待です!!

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