今回ははるはるさんによる寄稿記事です。はるはるさんは視覚障害を持った大学生。そんな彼女に大学で視覚障害を持った学生がいたらどうすれば良いのか教えていただきます!
今回は第一弾です!
みなさんこんにちは!
今回は、大学内で視覚障害のある人とどのように関わればよいのかを書いていきたいと思います。
皆さんも、大学に入ってから視覚障害のある人と関わる機会があったという人も多いのではないでしょうか?
しかし、どのように関わればよいのか分からなくて困ったという経験があると思います。
今回は複数の場面において、どのような関わりを行うのがよいのかを示していきますので、今後の生活の参考にしていただければと思います!
視覚障害のある人が立ち止まって困っていたら?
白杖をもった視覚障害のある人が立ち止まっていた時、皆さんはどのように行動を起こしますか?
「困ってそうだな」「どうしたのかな」と思い様子を見るのではないでしょうか?
大学に入学し、慣れるまでには誰しも時間がかかります。
視覚障害のある人は、教室の番号やトイレのマーク、教室の場所など、見えない、見えづらいことで、他の人に比べて覚えることが難しい現状があります。
立ち止まっている視覚障害のある人を見つけた時には、過ぎ去らないで、一度声をかけてください。
もしかしたら、困っていて助けを求めているのかもしれません。
そして、教室が分からない、誰かを探しているなど、困っている様子であれば、目的の場所に案内をしながら連れて行ったり、目的の人を一緒に探す手伝いをしてほしいです。
大人数が入る広い教室で、視覚障害の人が困っていたらどうしたらいいの?
大学が大規模であればあるほど、大人数の人が入る教室が多くあると思います。
このような場所でも視覚障害のある人は困ることがあります。
何に困るのかというと・・・
「空いている席が分からない」
ということです。
多くの人が履修し、同じ教室に集まると、時間が経てば経つほど、席は埋まっていきます。
大学は座る席が固定されていないので、いつも同じ人が同じ場所に座っているとは限りません。
日々、座る場所が変わる大学では、人が集まり、席が埋まるほど空いている席を見つけるのが大変になります。
そして、視覚障害のある人は見えない、見えづらいことで、どこの席が空いていて座れるのかを目で確認することが難しいです。
自分がいつも座っていた場所が前の授業が長引いて教室移動が遅れると、席が埋まっていて、空いているところを見つけなければいけません。
このようなとき、友達などがいれば一緒にいれば教えてくれるかもしれませんが、友達が先に座っていて、人が多くて友達さえも見つけられず、困ることがあります。
教室の入り口や壁、空いているところを探しにしばらく歩き回っているというような視覚障害のある人を見つけたときには、ぜひ声をかけて空いている席まで案内してください。
その時に、本人が大体どの位置に座りたいのかを聞いて、その辺りを探してもらえるとありがたいです。
もし、希望する場所付近の席が埋まっていた場合は、「壁の近くですよ」など場所を丁寧に伝えると、教室を出るときに、自分がどの位置にいるのかを把握しやすくなります。
最後に
今回は、大学内で視覚障害のある学生が最初に困る場面について書いてきました。
次回は、グループワーク内での場面や配布資料について紹介したいと思います。
以下に、日常生活の中で視覚障害のある人と出会った時やどのように関われば良いかわからないといったような場面について、知りたいことをアンケートに書いていただけると、今後の記事の参考とさせていただきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
【第2弾の記事はこちら!】
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